2021-06-11 第204回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
これまで、先々代、金日成、そして先代の金正日のいわゆる社会主義理念や先軍政治、軍事優先という思想ですね、これを、政治思想を変えて、いわゆる父親の遺産というものを削除したというような見出しでございます。独自性を模索しているんじゃないかと。
これまで、先々代、金日成、そして先代の金正日のいわゆる社会主義理念や先軍政治、軍事優先という思想ですね、これを、政治思想を変えて、いわゆる父親の遺産というものを削除したというような見出しでございます。独自性を模索しているんじゃないかと。
○参考人(平岩俊司君) 恐らく今の状況でいうと、父親の金正日の時代というのは、冷戦が終わって自分たちの体制が非常に危うい、そこをある種危機管理で、先軍政治という形で最高指導者が軍と一体化してあらゆるものを決定し運営していくという、そういう体制だったと思うんですが、それを本来の姿に戻しているというのが今のプロセスなんだろうと思います。
先軍政治ということもある中で、また先党という形で、党に対しても重きを置いてこれからは運営を行っていくということの表れだと思いますが、北朝鮮の金正恩氏が多分一番対外的に言いたかったことは、我々は核保有国であるということを宣言をしたかったということが一番大きな問題だと思います。
というのは、北朝鮮の実際の権力がどこにあるかということになれば、国防委員会でなく、先軍政治だから軍部だということでもない、ではどこかといえば、これは民間調査で明らかになっているのは、指導部、組織指導部が党や政府、軍、工作機関の人事権を持って検閲するというふうに私は認識をしています。
そして、北朝鮮を先軍政治というふうに言われました。これは先軍なのか、あるいは先党、党の方が優位に立っているのか、その辺の権力構造というのは今どのようになっているのか、それぞれお聞かせください。
著書の中でも、今の状況が、先軍政治を標榜しつつも、先党政治という状況が強くなっているんじゃないかというお話が先ほどもありました。
私は、現在の政権も先軍政治のスローガンを継承しておりますけれども、この間の動きをずっと見ていますと、やはりお父さんの時代の軍の幹部が事実上軍の一線を退くことによって、この人たちがほとんど、朝鮮労働党の例えば政治局なんかでは高いポストには就いていないんですね、新しい軍の側近たちが。そういう意味で、金正恩時代というのは内実的に党の機能が強化されているという側面はあると思います。
そこで、私はこれまで拉致問題に取り組んできたんですが、柳澤先生から見て、金正日体制から金正恩体制になって率直に今どういうふうに変わってきたか、あるいは、先軍政治、変わりありませんけれども、外から見て、あるいは経験としてどのような形で変わってきているのかをちょっとお聞きしたいと思います。
御存じのように、〇九年の北朝鮮の憲法改正によって、先軍政治、つまり社会、政治の中核に全て軍が存在をして、それを指導思想に行くという改正が行われました。しかし、それ以降、金正日総書記が亡くなり、金正恩第一書記の新しい体制になる下で経済改革が近く行われようとしております。
金正日さんの後を継いで正恩さんということでありますが、先軍政治という路線を継承していく方針のようでございますが、この全く思考のないというか、同じ路線を進むこの北朝鮮に対して……
核開発を優先する、軍隊を優先するという先軍政治と改革・開放は合わないわけです。 追い込まれているということで、アメリカが一度下がってきたのが、もう一度戻ってきたということです。日本は、拉致と核、ミサイルできちんと制裁をしています。アメリカは戻ってきた。韓国も天安艦事件で足並みがそろっている。
中国式改革・開放をやろうとすると、彼がやってきた先軍政治が一部否定される。それは嫌だから、息子にしようと思っている、息子と妹に頼んでいる。 そして、大多数の住民は、十年前から配給がなくなりまして、商売をして自分で食べているんです。やみで食べているんです。やみで食べる中で、南の情報がどんどん入ってきている。中国のように人民公社を解体してほしい、商売を自由化してほしいと思っているわけです。
これ真ん中のパラグラフ、高級部生徒用教科書、現代朝鮮歴史では金正日総書記の先軍政治の実績を称賛している。個人崇拝をやっているじゃないですか。しかも先軍政治の実績を称賛している、こういう教科書を使って教えている。
例えば、高級部生徒用教科書現代朝鮮歴史では、北朝鮮の発展ぶりや金正日の先軍政治の実績を称賛しているほか、朝鮮総連の活動成果などを詳しく紹介している。これ、公安調査庁が出している内外の情勢と回顧と展望の中に書かれていることであります。
私どもとしては、政府間の戦略的な意思疎通の強化というのは、これは推測ですが、恐らく核実験や哨戒艦沈没事件などを勝手に起こすなということであろうと思いますし、また、中国の改革・開放の経験を紹介していく意向というようなところは、裏では先軍政治を批判して、中国の改革・開放に学べということであろう、こういうふうに読み取っておるわけでございますけれども、これらの報道を通じて、北朝鮮は中国側の五項目の提案をどのように
朝鮮戦争が終わっていないと言ってもいいんですが、北朝鮮のこの先軍政治とか瀬戸際外交、権力者の世襲、まさに国際社会がいろいろと努力しても全く成果がつかめない状況でございます。 しかし、これでいいはずなくて、ヨーロッパに負けないような東アジアの経済圏というものは、日本が主導してつくっていかなければならないと思うんですね。その前例が、東南アジアのルックイーストという経済高度成長をもたらした。
それから二つ目は、軍事資源を第三世界に輸出したり、あるいは軍事を背景にした、先軍政治だとかいろいろ言われていますけれども、外交も、ある面では、遊撃隊外交というような言い方をこの先生はしていますけれども、相手の意表をつく奇襲待ち伏せ外交をずっと続けてきておる。 それから、三つ目に言っているのは威信外交だと。威信を傷つけられることに対しては敏感な反応を示すという言い方。
強盛大国も先軍政治も掲げてずっとやってきたんですが、次のスローガンがない。強盛大国もうまくいかなかった、先軍政治をやってみたんだけれども、経済はどうもうまくいかない。もちろん統制はとれているんですが、しかし、どうもうまくいかない、次のスローガンを考えなきゃいけない。というところで、なかなかいいスローガンがない。
その年、北朝鮮で憲法の改正があって、これはむしろ改正というより改悪というべきものだと思いますが、軍事をすべてのことに優先をさせる、先軍政治という言葉がございますが、その年、金正日が国防委員長という肩書で北朝鮮を支配する、そういう体制が確立をしたわけであります。
そして、体制としては、いわゆる先軍政治というものをずっととっておりますので、その先軍政治に立ちますと、軍部の力が極めて大きいということもはっきりしておるんだと思っております。
しかし、先軍政治ということで、軍隊、そして警察力、そして核、ミサイル、こういったものにどんどんお金をつぎ込んでいく。これは、なぜ金正日がこういうことをするかというと、体制維持にほかならないと思うんですね。体制維持のためには、イラクのように、核を持っていないと、ミサイルを持っていないと、簡単にやられてしまう。
しかも、本当にその核廃絶まで行けるかどうかというのは、先軍政治ですから、軍が持っている核の管理を本当に金正日総書記ですら手を突っ込めるかどうか、これもある種本当かねという専門家の議論もあるぐらいですから、その前の段階で、こんなところでまごついているということは、私は先が思いやられる、はっきり言って。
北朝鮮につきましては六ページにございますが、この真ん中のところ、経済については慢性的な経済不振、そしてエネルギー不足や食料不足が継続的に起こっていながらも、政治的には先軍政治という形で、軍隊を革命の中心に置くという、そういうポリシーを取っておりまして、結果、軍事力の非常に増強等に入っていきまして、この六ページの右下にございますように、半島の緊張を高めて、ひいては東アジアの安全保障に大きな不安定要因となっておると